【社会】高３暴行死、後輩に「お前だけ残れ」と年上４人が命令　１１９番させて逃走［8/21］

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茨城県常陸太田市のスーパー駐車場で６月２８日未明、殴る蹴るの暴行を受けた県立高校３年の男子生徒（１７）が４日後に死亡した傷害致死事件で、現場にいた少年５人（１６～１８歳）が、
男子生徒が倒れて動かなくなった後も１時間以上通報せずに放置し、この間、後輩の少年１人だけが暴行したかのように口裏合わせをしていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

捜査関係者によると、５人は男子生徒の知人で、このうち４人が男子生徒と同学年だった。６月２７日夜から飲酒しており、２８日未明に男子生徒を呼び出すと、
中学時代の同級生で常陸太田市、塗装工少年（１８）が、１学年後輩の同市、アルバイト少年（１６）に対し、男子生徒を殴るよう指示したという。

　男子生徒は本気でけんかをしなかったため、同市、私立高校３年の少年（１７）が「真面目にやれ」と殴りかかった。男子生徒は衰弱して「ごめん」と言いながら土下座したが、アルバイト少年は男子生徒の頭部などを何度も強く蹴ったとみられる。
同県那珂市、私立高校３年の少年（１８）は「蹴っちゃえ」とあおり立てたという。

　男子生徒が倒れる前、県警のパトカーが現場を２度巡回していたが、数人の少年が「もう帰るから大丈夫」などと追い返していた。その後、５人は、動かなくなった男子生徒を放置。
年上の４人は「お前だけ残れ。俺たちが関与したことは言うな」とアルバイト少年に命令し、１１９番させて逃走した。
４人は当初、県警による任意の事情聴取に対し、暴行にかかわっていたことを否認したが、後に自白に転じ、逮捕された。

　塗装工少年は「男子生徒とトラブルはなかった。後輩にけんかをふっかけられた時にどう反応するかを見たかった」と述べ、アルバイト少年は「殴らなければ自分が先輩にやられていた」と話しているという。

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　水戸地検は２０日、アルバイト少年を傷害致死罪で水戸地裁に起訴した。１７日付で第１種（旧・初等、中等）少年院送致となった那珂市、県立高校３年の少年（１７）を除く少年３人について、
水戸家裁が少年審判で検察官送致（逆送）を決定しており、地検は２６日までに同罪で起訴する見通し。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150820-OYT1T50144.html

【社会】高３暴行死、後輩に「お前だけ残れ」と年上４人が命令 １１９番させて逃走 ［8/21］

【社会】高３暴行死、後輩に「お前だけ残れ」と年上４人が命令　１１９番させて逃走［8/21］