【五輪エンブレム】組織委員会「問題ないＩＯＣも同じ見解」　スペインのデザイナー事務所「たまたま一致」

ひろし ★

２０２０年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに似たデザインがベルギーとスペインで作成されていたことについて、
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の高谷正哲戦略広報課長は、ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会の
理事会と総会が開かれているマレーシアのクアラルンプールで報道陣の取材に応じました。
高谷課長は「今回の件については報道で知った。エンブレムの制作と発表は、ＩＯＣと国内外での商標調査を行い、
正式な手続きを経ているので、森会長を含め、組織委員会としては問題ないと考えている。ＩＯＣも同じ見解で一致している」と話しました。
また、デザイナーの佐野研二郎さんについては、「今は海外に出張中ということだが、この件について連絡は取っている。
会見を開くのかコメントを出すのか調整中だが、本人の見解を直接伝えられるよう、対応したい」と話していました。

ＩＯＣ「国際商標登録は成立」

ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会は「２０２０年東京オリンピックのエンブレムは、東京大会のビジョンを力強く表現し、
大会のために、日本と世界中で大いに役立つものだ。東京の組織委員会は、長く複雑で、
かつ透明性のある選考過程を経てこのエンブレムを選び、国際商標登録は成立している」とコメントしています。

スペインのデザイナー事務所「たまたま一致」

２０２０年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが、スペインにあるデザイナー事務所が東日本大震災の復興支援のために作ったデザインと配色が似ています。
２つを比べると、同じように、黒、赤、白、金色が使われ、長方形や円形も共通しています。
これについて、スペインのデザイナー事務所は３０日、ＮＨＫの取材に対してメールで回答し、
「たまたま一致したのではないかと思うが、仮に私たちのデザインが何らかの影響を与えていたとするなら光栄なことだ」としています。

エンブレムは「Ｔ」をイメージ

組織委員会によりますと、東京オリンピックのエンブレムは、「ＴＯＫＹＯ（東京）」、「ＴＥＡＭ（チーム）」、
それに「あした」を意味する「ＴＯＭＯＲＲＯＷ（トゥモロー）」、３つのことばの頭文字「Ｔ」をイメージしたということです。
デザインには、右上に日の丸のような「円」が赤色で描かれているほか、左上に金、右下に銀色が配色されるなど、全体で合わせて５色が使われています。
一方、似ていると指摘しているベルギーの劇場のロゴは、黒と白の２色と、色合いは異なりますが、
東京オリンピックのエンブレムと同様にアルファベットの「Ｔ」の字をモチーフにしたようなデザインになっています。
劇場のロゴをデザインしたベルギー在住のグラフィックデザイナーのオリビエ・ドビ氏側は、
２つのデザインを比較する画像をインターネット上で公開するなど、デザインが似ていると主張しています。
また、スペインのデザイナー事務所が東日本大震災からの復興のために作った画像とは、形は異なっていますが、配色は黒と赤、白、金色の４色が共通しています。

（以下略　全文はリンク先で）
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150730/k10010172531000.html

【五輪エンブレム】組織委員会「問題ない ＩＯＣも同じ見解」 スペインのデザイナー事務所「たまたま一致」

【五輪エンブレム】組織委員会「問題ないＩＯＣも同じ見解」　スペインのデザイナー事務所「たまたま一致」